石膏ボードで覆われ、無機質だった空間に壁紙が貼られていく。 現場の空気が変わるこの瞬間に、何とも言えない充実感で胸がいっぱいになります。
見違えるように「家」としての表情が生まれるこのプロセスは、住まいに携わるこんなに美しい仕事を選んで本当によかったと思えるひとときです。
ただ、この段階は私たちにとっても「答え合わせ」の真剣勝負です。事前にシミュレーションを重ね、自分のこれまでの経験上の感覚とも擦り合わせてじっくり検討していても、実際に貼られたその場所での光の反射や空間との調和を確認するまでは、狙い通りの空間になっているか、いつも静かな緊張感に包まれます。
.jpg)
最近は壁紙のサンプル帳の見本が小さくなってきているようで、私は検討段階で「尺角サンプル(A4サイズ程度のカット)」を取り寄せるようにしています。小さな面積で見るときと、少し大きく広げて見るのとでは、印象が驚くほど変わるからです。
壁紙選びにおいて、小さなサンプル帳だけでの判断には注意が必要です。実は、面積が広くなればなるほど色が明るく、鮮やかに見える「面積効果」という現象があるためです。
ウェブカタログも便利ですが、現物の質感や微妙な色のニュアンスは、やはり実物でしか分かりません。
ウェブカタログの良い点は、柄物の場合、柄がどれぐらいの大きさになるかがわかりやすいのと、すぐに施工写真にリンクしているところです。私は現物サンプルとウェブカタログの良い点を使い分けて検討の材料にしています。「この色にしてよかった!」と心から思える家にするために、壁紙選びの際はぜひサンプルでの確認を大切にしてみてくださいね。
お問い合わせはこちらからどうぞ