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こそだてする家を考える その①キッチンの配置


こそだてする家を考える

初めまして。伊奈建築の嫁です。現在4歳になるいけいけわんぱく長女と2歳の癒し系で泣き虫の長男の子育てに翻弄されながらも、建築に携わる者としてふと感じる、「こんな家がこそだてしやすいのでは」をシリーズでご紹介していきたいと思います。

その①キッチンの配置

「キッチンの配置の基本・・・シンクとコンロと冷蔵庫をむすんだ三角形(ワークトライアングル)の長さの総和が360cm~600cmに収まるキッチンは作業効率が良い」といった内容は今回のお話とは少し離れますので、ご了承ください。

嫁いで来た頃~長女が2歳の時までの母屋の台所は昔ながらの独立した一室で、長持ち35年物のキッチンはⅠ型で壁付け、すぐ後ろにダイニングテーブルが置いてありました。分類するなら「オープン型キッチン」。食卓に背を向けて料理を作ってはくるっと振り向いてすぐに食卓に置けるという便利さはありました。「くるくると働く」って言う言葉がそのまんま使えるキッチンだったんです。
お義母さんがとてもきれい好きなので、本来そうでない私も何とか頑張って、きれいを心がけていました。キッチンが散らかっていることはまず無かったのですが、もし私だけだったら、きっとダイニングテーブルに座った人から見たら、物が散らかって落ち着かない空間だっただろうと思います。
子供に関して言えば、常にキッチンの裏側(扉を開ければ鍋やら小道具やら)が見えるので、長女はよく扉を開けて中のものを色々引っ張り出して怒られていました。包丁は吊戸棚の方の手の届かないところに置いていました。
このようなオープン型のキッチン配置ですと、子供の侵入の防ぎようがありません。安全対策は扉が開かないような金物を取り付けるくらいでしょう。 
夕食時など長女が早く寝てしまうと、ダイニングテーブルのそばに置いた簡易ベッドに寝かせていましたが、料理の音や食器を洗う音って、結構うるさくてよく目を覚ましました。それで廊下を挟んだリビングに寝かせたりもしたのですが、今度は起きて誰もいなくて泣いたりして・・・。こんな時、リビングとDKはひとつながりの空間の方が様子がわかっていいなと、改めて実感したものです。
ただ、便利と思ったのは、子供にご飯を食べさせながら料理や洗い物がしたいとき、自分の移動はほとんど無くてすむ、ということです。

母屋の台所をプチリフォームして、今度はⅠ型の対面キッチンになりました。(リビングは以前と同じ、廊下を挟んだ別空間です)
初めに思ったのは、ダイニングテーブル側に人がいないと、かなり自分の移動距離が増えるということです。キッチンの天板は奥行きが十分にあり、出来た料理のお皿も大人4人+子供2人分十分に並んで大満足ですが、それを食卓に運ぶのに、私一人の場合はダイニングテーブル側に廻ってお皿を取って並べる・・・キッチンカウンターが広いだけになかなかの運動量。
子供が小さくて、出来た料理を並べるなどのお手伝いがまだ頼めないうちは大変ですが、子供が使えるようになれば、対面の醍醐味を味わうことが出来るのだと思うので、暫くの辛抱です。
長男はまだ食事に少し介助が必要・・料理しながら食べさせるのには対面キッチンだと難しくなります。
数年前にある大手住設メーカーもシステムキッチンとして打ち出すようになったキッチン配置、Ⅰ型のアイランド型キッチンの横並びにダイニングテーブルを置く配置・・・これも「オープン型キッチン」の分類になりますが、キッチンの作業側が見られにくい配置です。空間としては長ーいスペースが必要で、リビングとの兼ね合い、ダイニングの日当たり、家相などなど考慮していくと結構限定されたゾーニングになりそうですが、料理をしながら子供の食事の手助けも出来て、この配置自体は具合が良さそうだなぁと思います。

話は対面キッチンに戻りますが、対面キッチンで良い事、それはやはり子供と話をしたり、様子を見ながら家事が出来るということです。
今メディアでも話題になっている「ダイニング(リビング)学習」子供の宿題や勉強を子供部屋でさせるのではなく、家族の声や物音のする安心感から集中でき、いつでもわからないところを見てもらえることで学力アップ&コミュニケーション向上といった効果があるといわれています。わが家はまだそんな年代ではないのですが、本当に効果があるのか・・・これからの検証が楽しみです。
 また、リフォーム後のわが家にはダイニング側に3畳ほどのフリースペースがあり、そこには子供の簡易ベッドが置いてあります。この場所であればキッチンでの作業中も見えるし、前述の料理の音や食器を洗う音など、それほど気にせず子供を寝かせておけるので、良い空間と思います。そういった空間を畳コーナーにして子供の遊び場、赤ちゃんのオムツ換えやねんねスペース、アイロンがけなどをするスペースにしたり、カウンターにして子供の勉強コーナー兼パソコンスペースなどに使うのも良いのではないでしょうか。

リフォーム後の新しいキッチンは今や常識となった引き出し式の収納です。収納力は開き戸式に比べ格段に良くなりました。子供が小さいうちは案外開け方がわからないみたいです。(うちの子だけか?)でも時間の問題でいずれ開けられるようになってしまうのですが、包丁の収納部分にはチャイルドロックが付いています。今はどのメーカーでもチャイルドロックが付いていますが、個人的にはもっともっと開けにくいチャイルドロックが必要だと思います。さらに言えば、引き出し収納自体がボタンひとつで開かなくなる!そんな夢のようなチャイルドロック、作ってくれるメーカーさん、いたら天才ですよ!!売れると思いますよ!ぜひ開発していただきたいものです。 

キッチンの安全対策について。私どものお施主様も同じぐらいの小さなお子さんのいるお宅が多いですが、キッチンとダイニングの境目にチャイルドゲートをつける方、つけない方、半々くらいです。ゲートをつけている方でも、ゲートの境界で繰りひろげられる「ママ、ママ~!!」の絶叫と闘った末キッチンでこどもを抱っこしてみえるお母さん、いらっしゃいます。こどもって、見えているのにそこから先にいけないことで、もどかしさは倍増してしまうのでしょうか。
わが家はゲート「つけない派」です。 というより、キッチンからパントリー(一部土間で勝手口がある)につながる動線を重視して、ゲートが付けられるような壁の配置にしていないためです。(スケッチをご覧下さい。)これから家を建てようとされる方も、安全対策が施せるようにしておくのか、それともほかの事を優先するのか、じっくり検討していただくと良いかと思います。

こそだてする家に関するご意見、ご相談は[こちらのフォームから]・・・お待ちしております。   

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