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こそだてする家を考える その③ 子供の成長といえづくり


こそだてする家を考えるbuj0030-001

「こそだてする家を考える」シリーズ、久々の投稿となります。
我が家の子供たちもあっという間に大きくなり、長女は小学3年生。長男は小学1年生になりました。
こそだても新しい局面を迎えつつある今日この頃、建築に携わる者としてふと感じる、「こんな家がこそだてしやすいのでは」をシリーズでご紹介しています。

その③ 子供の成長といえづくり

もうすぐ小学校に入学されるお子さんのいるご家庭ではもう入学準備が始まっている頃ですね。
考えることは山ほどあります。

我が家は母屋に祖父母、離れの作業場の一角に私達子世帯 で暮らしています。
子世帯側はいわばロフト付きアパート ぐらいの広さで、「子供部屋」なるものはありません。
長女の入学前のことを思い出すと、特に第一子のママ友さんたちの間での話題はコレ。
ランドセル買った?勉強机買った?子供部屋はあるのかないのか・・・といった話題。

まず、「子供部屋あり」の場合・・・a1130_000078
環境的にすんなり勉強机は受け入れられますので、まず勉強机を購入。
そしてベッドも。
でも、小学校のママさん情報によると、入学からすぐに子供部屋が使われるかと言うと、案の定そうでもないようです。
ただ、子供としては自分の部屋に自分の勉強机・・・すっごいうれしいし、「小学生になる」っていう自覚みたいなものがうまれるんでしょうね。

 

そして「子供部屋なし」の場合・・・
住んでいる地域柄でしょうか、結婚と同時に二世帯の家を作るのではなく、敷地内に「離れ」として子世帯のみの住居をつくること、多いんです。
夫婦と、子供が小さいうちは暮らせる規模の家を。(もちろんなかには子供部屋も完備した立派な子世帯の家や、二世帯住宅を建てておられる方もいらっしゃいますが。)
そんな環境におかれますと、少し話が変わってきます。

強机は置く場所が無いけど、どこで勉強させるのか?
ランドセルや教科書類、置く場所だけは作ってあげたい・・・
寝るのはまだまだ親と一緒でいいよね・・・などなど

もしくは、入学にあわせて家を建てたい。とか、
低学年のうちはいいけど個室が必要になるまでにはリフォームするか家を建てたい。
そんな声がちらほら聞こえてきます。

 

いろいろな条件のお宅がありますが、快適な環境づくりのためにおさえておかなければならないポイント・・・というか、どんなことを考えて検討したらよいか、考え方的なものをあげてみました。

①子供の教科書や荷物はどこに置くか
勉強机のある子も無い子も、目指すべきは子供が自ら整理整頓できて準備も滞りなく出来るようになること。
月曜日には体操服や上履き、雨の日にはカッパと長靴、寒い日には防寒着…そういうことを子供が自分で考えて対処できるのが理想です。
はずかしながら我が家の子供たちは、まだまだ親が準備を手伝ったりしてしまっていますが×××
それを子供がやりやすいような環境を作ってあげられると良いのではないでしょうか。
②子供がいつ、どこで勉強や宿題をするか
はじめのうちは一人ではできません。そして、学年が上がるにつれ内容も難しくなって…どちらにしても必ずや質問が飛んできます。音読の宿題など、親が聞いて評価したりっていう宿題もあります。
つきっきりで見てあげられればよいですが、皆さん忙しい!できれば家事などしながらでもみてあげられるといいですね。そんな場合には、どんな空間が理想的でしょうか。
③子供はどこで遊ぶか
小学生になると、子供だけでお互いの家に遊びに行ったり来たり…が増えてきます。
それは放課後のこともあれば、学校がお休みの日のこともあります。
家のどこで遊ぶか。子供がいつも遊んでいる場所で遊ぶことが多いでしょう。子供部屋なのか、リビングなのか、それとも…?
小学生ともなれば、子供が遊ぶのを親が付きっきりで見ていることは少なくなりますが、様子を見守る態勢でいたい親御さんもいらっしゃると思います。
また、音の問題、プライバシーの問題などで、他の家族が過ごすスペースと分けたいと思う方もいらっしゃるでしょう。
そんな場合どういう場所が理想でしょうか。
それから遊んだあとの片付けの問題≒収納の問題。これは「こそだてする家を考える その②-1 その②-2」でも話題にしておりますが「子供がいかに自分で出し入れできるか」ということが特に重要になってくるかなと思います。また、小学生も学年が上がるにつれ、おもちゃ というよりゲームで遊んだりが増えてきます。広いスペースはいらないにしてもテレビを使ったりする場合にも、場所ももちろんですが、いろいろ決め事が出てきそうですね。
④子供の習い事
皆さん色々な習い事をすると思います。ピアノを習うのならピアノの置き場所も、ある程度の壁が必要ですし、スイミングに通うなら、ビート板などを入れるプールバッグは使ったら干して、いつもどこかに置いておく必要があります。
習い事によっていろいろなお道具がありますので、それらの置き場所も決めておきたいですね。
⑤家族のコミュニケーション
子供部屋は、子供が高学年になるにつれ「自分だけの空間」的意味合いが強くなっていきます。
子供部屋にこもりっきりになる子もいるみたいですね。
それも当然子供の成長のひとつですが、どうやって見守ってあげられるか。
家族でいる時間を大切にしたいと思うなら、どんな共有スペースが必要でしょうか。
家族のつながりを大事にできる空間(工夫?しかけ?)って、どんなものでしょうか。

 

各家庭によって事情は様々です。
「子供部屋を用意する」だけでは解決できないことがたくさんあります。
家全体として、そして親の動き・子供の動きを頭に思い浮かべながら、考えることが出来れば、
きっと素敵な「こそだてする家」が出来るのではと思います。

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